tatsu Presents『右斜め43゜Vol.1』

初めての渋谷La.mama・・・思いっきり迷っちゃいましたから(汗
まず全然反対の方向に行ってしまい、方向を取り戻したものはいいものの、
道を一本間違えていたらしく、変なところでうろちょろと。
予定よりも遅れたけれど、無事着くことが出来て何よりでした。

何が凄いって、La.mamaの造りですよ。
真ん中にどーんと大きな柱があって、その後ろにピアノが置いてある。
ステージの段差は低く、客席も段差が多く見やすかったです。
客席の一番高いところは、ステージよりも高く、少し見下ろす感じで変な感じ。
物販、ドリンクも全て同じフロアでした。なんだか不思議な隠れ家です。ちなみに楽屋は畳らしい(笑)
今回は転換時にDJの方がいらして、ミラーボールがキラキラしていました。


一番手はtatsuさんがサポートするninaplayでした。
tatsuさんの企画であるから、てっきりトリかと思ってたのに違いました。
ステージがまた面白く、普通はステージの裾から舞台へと出入りするのに、そんな入り口が見当たらなく。
どこから入ってくるのかな、と疑問に思ってたら、
下手側の客席の後ろの方に楽屋へと通じる扉らしきものがあって、そこから雰囲気を放って歩いてくる。
Hyd Lunchの時ってほとんどメンバーさんしか見ていなかったから分からなかったけれど、
tatsuさんがかっこよかった!!単なる面白い感じのお兄さんではなかった(笑)
曲の方は、緩やかなところは緩やかで、激しいところは激しく、単純で素敵にかっこよく。
「背中には白い羽はなく…」って感じの歌詞が妙に印象的だったのだけれども、なんて曲だったのだろう。
世界の終わりの方で、後ろから白いライトが熱くあたり、その時のシルエットがスゴイ良かった。

下手後ろの段差の前の方で観ていたのですが、途中で横に人影が!と思ったらYuRiさんでした。
相変わらず可愛くって・・・一緒にいたのはMILKHEADのくまさんかと思われる方。
終わってからもそうだったけれども、すごく仲が良さげでした。


そして、LiN CLOVER。なかなか演奏が始まらなく、どうやらRenさんの機材の調子が良くないみたいで。
普段のライブってSEが流れて、LiNの世界への入り口が見えてきて、さあ!って感じなのだけれど、
今回は登場シーンもなく、いきなりスタートって感じで少し新鮮。
そしてYanagiさんが下手にいて凄く新鮮(笑)
LiN CLOVERの時も、ninaplayと同じ場所から少し見渡す感じで観ていました。

It・・・聴くのはこれで二回目です。
Renさんは今回は座ってなかったけれど、Naoさんと共にYuRiさんに背を向けて外側を向いて弾いていました。
赤と青の入り混じったほの暗い世界でYuRiさんが両手をゆらめかせながら、魔法をかけてゆく。不思議な子守唄みたいな感じ。

Itから理想デシベルにかけてだったと思うのだけれども、Renさんが不思議な音を醸し出していました。
途中でもギターを震わせるNaoさんに、ベースを叩く感じで音を出すRenさん。ベースやギターの音って無限大ですよね。
YuRiさんは上手側に向かっていっぱいアピールしていました。誰かいたのかな。
Yanagiさんが曲の途中で、真剣な顔をしてステージにあがり、Renさんの足元へいき戻ってきて・・・
その時はどうしたんだろう?って感じだったけれども、後で訊いたら
Renさんが間違えて(恐らくエフェクターの切り替えの時に)音を消してしまったそう。
今日は下手にいてよかったですねって。(Renさんの場合スグになんとかなりそうだけれど)
その後はYanagiさんも一緒に口ずさんでいるのが見えて、和やかでした。

MCでは・・・
「今日はさっきのバンドの後ろで叩いていた人の企画ということで、呼んでいただきありがとうございます
始まる前からtatsuさんが一人でテンパっていて、そんなtatsuさんを見てるのが面白かったです。
そんな今日は遠足気分できています。これからも気のふれた連中が出てくるので、
最後まで観ていって下さい。強制です。」
気のふれた連中ときき、真っ先に思い浮かんだのがmothercoat(褒めています)笑 
それからアルバム発売が決定したとの発表を!次のINNER CRACKで発売開始という。
次の曲は新しいアルバムに入っていないというIron will(1stに入っているもの)

前回の乾いたセピアな感じとは一変して、今回は青の世界にミラーボールというなんだか落ち着く感じでした。
見ている感じだけだと実は結構ベースが難しそうな一曲。
そして「パパパ・・・」との声が入りシュオンの時計へと流れていきます。
始まるときにYuRiさんが凄くにやにやしていて、その後も表情や動きが柔らかくって可愛らしい。
「シュオン」というところでは、ウィンクをしていたり。
間奏では暴れすぎてこけていたり・・・マジでこけていたのかなあ?笑
ラストも上手く決まって言うことなし!!

そして、Naoさんのギターが鳴り出す。
ゼロだ!と思ってワクワクしていたら、MCが始まり・・・あ、あれ?
YuRiさんが話し始めたのにもかかわらず、ギターが止む気配は全くなし。
内容はINNER CRACKの告知だったかな。
MCが終わってから、RenさんがNaoさんの方を見てみろ、って感じで顎でしゃくり、
YuRiさんはほっとけって感じの素振りをみせていました。あれは演出・・・?それとも・・・?笑
ジャンプ!ジャンプ!な感じのゼロ。あの突き抜ける感じがたまらない。クセになります。
間奏のところで、ギター・ベース・ドラムと全てが一体になって凄く同調している感じがありました。

最後のMCではアンケートを書いていって下さい、と言うYuRiさん。
Naoさんが横からフライヤーを見て下さいと言ってほしいとYuRiさんに伝えようとしてて、
それがなかなか伝わらなくって・・・見ていて笑ってしまいました。

最後は新曲ミラクル。最初ゆったりで始まり、こんな感じで続くのかなと思っていたら、
ワクワク、ドキドキ・・・な世界が広がってゆく。
雰囲気的にはアメイロみたいな感じかな。凄く面白い一曲だった!
ただ、声があんまり聞こえなかったのが残念かな(他の曲はよく聴こえていたのに)
ここのところ壮大に終わるって感じが続いていたと思うけれど、そうではなく、
一気に盛り上げて、次のバンドにバトンタッチ!って感じだった。


転換の時にうろうろしていたら、最初2バンドを観ていた結構お気に入りの位置が埋まってしまい、
maikoさんのお隣、思いっきり一番前でmothercoatを観ることに!

アングルから始まったそれは、とてつもなく不思議なマザコオーラを出していて、どよんどよんとしているけど、あったかく。
最初2曲は聴いたことのなかった曲だったから、とても大きな恐ろしいものを目の前にしている気分で、
それと向き合っているのに嬉しくって、呑み込まれていって・・・。
3曲目は欲と望。結構ライブで聴く機会が多い曲です。
恐らくこの曲かな、で、思いっきりトキさんと目が合った(気がして)つられてニコニコと。
トキさんは凄く楽しそうにベースを鳴らしていました。
マザコが一つになって、みんなでコーラスをしているところが好き。

そしてwalkman・・・やるのは久しぶりだそうです。ちなみに『in coat』に収録されている馴染み深い曲。
音の中に深く溶けていってしまいそうで、ああこの曲が好きだなあって。
「目的地には目的がないの」から始まる歌詞が好き。
なあペンキ屋は前回に引き続き、また聴けて嬉しかったり。
ギターとドラムの力強くて儚いメロディーが好きだったり。

最後を飾るのがガリレオ。絶頂です。
LiNのゼロなんかもそうなんだけれども、ギターが鳴り出したとたん「来るぞ!来るぞ!」って感じでドキドキしちゃいます。
最後の「マイ ネイム イズ ガリレオ」のところで、ギガさんが「右斜め43℃〜」と身体を傾ける。ヤラれました(笑)
そして、帽子を被っていたのだけれども、それを脱いで、「この中にお金を入れて下さい〜」って。
笑いと感動に包まれたまま、あっという間にマザコのステージは終わってしまいました。


次はTobyasでした。公式サイトが見つからず、予備知識(笑)とか何もなく観たのだけれども、カッコイイカタチ。
今度は上手側に移動して、後ろの物販にいたMamiさんの事を気にしつつも段差の上で見ていました。
英詞で、結構アップテンポの曲揃いで、Drive Farの時も思ったけれど、煽り方とか上手いよね。やっぱりそういう血、才能?なのかな。
Drive Farと被っちゃうんじゃないか、とも思ったけれど、実際そうでもなく、Tobyasなりのカッコイイ世界。
Vo.の人がマイクをよくクルクルと回していたのが印象深く・・・

TobyasからDrice Farの転換時に、トキさんとギガさんがソフトクリームを食べながら、LiNの輪に入っていて、
気付いたら、YuRiさんそしてRenさんも食べていました(笑)
YuRiさんにあとで話を聞いたら、結構美味しかったとか。それを食べれなかったYanagiさんはミ○ストップのも美味しいんだよ!と。
それはラママのソフトクリームを食べれなかったことに対する負け惜しみにも感じました。笑
Renさんは自分のソフトクリームをNaoさん、そしてYuckyさんにもあげてました。
Hyd Lunchの松崎氏にも「いる?」って感じで訊いていたようですが、断られていたり。

43℃の最後の角をなすのはDrive Farでした。
New Icarosが聴けたのが嬉しかったり。CD以上に熱く伝わってくるものがあって・・・。
一つ一つの音がやけに重く、心を戒める。
演奏が終わってからもアンコールの声が沸きあがり・・・かなり熱かった。
そして、かなりおいしいイベントでした。全てが全て気がふれているようで、そこがとても嬉しくて。
本当にtatsuさんをはじめとする方々・・・お疲れ様でした!!


ライブの後、ギガさんとRenさんの髭についてお話をしたりしました。笑
少しビックリしていた、かな。「仙人を目指しているみたいですよ〜」と教えておきました。
どう思いますか?と意見を求めたのだけれども、伸ばそうとしたら結構伸びる人なんだね、と感心(?)していました。
トキさんが、マザコの日記でも言っていたのだけれども、LiN CLOVERは以前よりもよくなってきている(特にYuRiさん)と言ってました。
そう言っているのを聞くと、私も嬉しかったりしたり。新曲も好評みたいです。。

ギガさんが唄を書くときの話をしてくれたのですが、全体としての内容よりも言葉一つ一つが持つ、
匂いや味、形など、そういうのが好きで大事にしながら書いているみたいです。
なんだか素敵なお話でした。


そういえば、気付いてしまったのだけれども・・・もしこのライブ行った方がいらしたら、見て下さい。
La.mamaのフライヤーの27日のところを。何か気付きませんか・・・?
そう、ninaplayとDrive Farの写真とバンド名が反対になっているのですよ。
こういう発見ってなんだかオイシイ(笑)


LiN CLOVER セットリスト
It
理想デシベル
Iron will
シュオンの時計
Φ
ミラクル




mothercoat セットリスト
アングル
ブルース
欲と望
walkman
なあペンキ屋
ガリレオ