LiN CLOVER Presents『INNER CRACK Vol.6』

天気の方はと言いますと・・・降ったり止んだり、小雨になったり。
午後四時半くらいまでは曇りだったのになぁ。

新宿MARZに着き、まず最初にU4+コンピTHIRDを購入。
・・・しようと思いましたが、在庫がなくって少しお待ち下さいと。
扉の向こうには今回はRenさんが栞を配っていて、
「今回は何の唄なのですか?」と訊いたら、「このドアを超えなきゃあげられない」みたいに返されました。
そんなぁ。。たかが一歩、されど一歩(笑)
暫くしたら、無事CDが届き、購入・・・そしてINNER CRACKへの入り口へと。

夏らしい青色と共に栞に載せてあったのはつぶれた蝉
ちなみにこの曲、ライブでもやるかな〜と思っていたのにやりませんでしたね。
浴衣姿についてNaoさんに言われ嬉しかったり。
そしてNew Albumのstrain gaugeも無事購入。とりあえずは一枚で十分ですので(笑)
ライブ前にまだ聴いたことのない未知なる世界に思いを飛ばしてみたり。
始まる前の会場では心海さんのサイトでも聴けるSEが流れていました。
今回はいつもは見えないように暗幕が張ってある上の階が解放されていて、
話を聞くところによると、オブジェがあるということもあるので、ステージを色々な角度からも見てほしいからの思いとか。

暫くしたらYuRiさんの挨拶が始まりました。
素晴らしいバンドさんばかりですので、最後まで身体全体で(みたいなニュアンス)観ていって下さいとのこと。
身体全体で、ではなくって、何かもっとこの言葉いいなぁって思う言葉だったのに、忘れてしまって残念です。
YuRiさんのTシャツにはオウムが一匹とSingSingSingの文字が書かれてあって、その時のYuRiさんに似合っていたり。
転換時に可愛い帽子を被っていたのにステージでは被っていなかったなぁ。


心海
ねェ、知ってタ? ココロの、なか、にネ、海、が、アル、、んダ *
愛と、祈りの唄、ヲ、唄う、ね。 君、が・・・・・ 、飛べる、ヨウニ・・・・・・・☆


音が風に乗って心の中深くまで入り込んでいってしまって、ステージの方はぼんやりと。
心海の知り合いの方の絵やオブジェ(こちらはイベント中ずっと飾ってありました)が世界を創っていて、
さわさわと風が吹いていて、まるで森の中の海みたい。
白い衣装をまとったMOEさんは顔に白いボディペイントをしていてキラキラもしてました。
深い声や可愛い声など、それはとっても感情豊かでもあり、ピアノや星のついたステッキ、他にも色々な道具を使って表現していて。
かといって、MOEさんがステージを独占しているのではなくって、彼女を囲むギターの音色がステキでして。
2曲目、そして最後の方の曲では本当に歌いながら泣いていて、思わず泣いてしまいそうに。
哭き叫ぶように多分「愛だよ、空は青だよ」と歌っていて、心に染みてきます。
3曲目はU4セカンドにも収録されている100歳のりんごでした。
頭の中で一緒に口ずさみながら・・・。ただの茶色なカタマリを蛇にみせたり、芽にみせたり。
その次の曲かな、では最初は舞台を照らしていた緑のライトが客席の方に入りだし、それが嫌でも瞳に入り込んできて。
他にもなんとなくしか思い出せないのだけれども、ライトの色合いがよかったなって。
メトロノームを使ったウタ、聴くのは二回目なのだけれども、これも好きです。
途中で狂ったように規則的な音を止め、そして哀しみも満ちてきて・・・
彼女が後ろを向いていても伝わってくる感情がいとおしくもあり、そして悲しくもあり。。

終わってからMoEさんとお話させてもらったのですが、地声も可愛くって。
アンケートをその場で読まれて少し恥ずかしかったです。
また天使に逢いにきたいなあ・・・



転換時にはNaoさんがひっそりとサブステージ(?)でエフェクターを使い会場に音を響かせていました。
折角だったらサイトとかでもっと公に公表すればいいのに。それともBGM感を大切にしたかったのかなぁ。
ついついNaoさんの手元とか、じぃ〜っと見つめてしまいました。


cork
地球の皆様、こんにちはcorkです。二人でやってます。
二人だけれど、意外と何でもできます。何でもありです。オルタナです。よろしく。


二人だけなのに、これだけの世界を生むことが出来るんだ!って感動しました。
Vo.の方が機械に自分の声(いわゆるヴォイパみたいなもの?)を吹き込み
そしてその規則的なリズムを流して、それをベースに世界を創りあげてゆく。
歌の方も英詩もちらほら入ったり、なんだか好きなメロディーでした。
本当に面白くもあり、そして響いてくる音で、かなり気に入ってしまいました。ベースの音も良かったなあ。
一番最後の曲では機械にリコーダーの音を吹き込んでいて、曲の最初では使わなかったから、どうなるんだろうと思っていたら
そう来たか!!って感じでして。壮大で嬉しくあり。音が流れている間退場していく姿がステキでした。

そう、今回MARZの照明が以前よりパワーアップしていた気がしました。
あんなところに扇風機ってありましたっけ?
そこから出てくる風が、光と溶け合い、光の風がステージ上を吹いている気がして。
それにcorkの音が乗って、それはcorkの風となり・・・CDも買ってしまいましたので、またじっくりと聴きたいです。
アンケートには猫の絵が描かれていて、それがとても上手く・・・Vo.の方が描いているらしいですが。
アンケートの記入欄が独特で良かったです。「春は好きですか?」とか。

そういえば、MCの時に浴衣のことで話をふられました(笑)
花火大会と間違えて来たの?と訊かれ、思わず「そんな感じです」と答えてしまう。。
corkでは花火はあがらないけれども、次のバンドあたりからどん!どん!と
花火があがり出すからお楽しみにっていうような事を言われました。


tricoror
叙情的な歌に 個性的な詩をのせ、サウンドはサイケで、民族的。
あらゆる音をうまく融合させ、tricororを表現する。


SEとそれを演出する照明がまるで遊園地にいる気分のような・・・
その前にアンケートを出しにとか行っていたら戻れなくなって・・・困りました。浴衣は不便です。
少しずつ前へ移動していったのですが、後ろで観るのも好きだけれど前からの方が好きだな、とか。
なんだかあっとゆう間に終わってしまった気が・・・
ドラムの音やら、ベースの音やらやけに心に刺さってくる感じ。
ああ、でもコーラスとか良かったりな。・・・センスがいいよね。


LiN CLOVER
キャッチーとアンキャッチーが共存するメロディー、かき乱すエフェクトの波。
そこにセオリーはいらない。 「INNER WAVE」 そう僕らは、定義する。


LiN CLOVER FIRST CIRCUIT TO WESTの皮ぎりともなった今日この日・・・。

後ろにいたお客が一気に前に来るような感じ。それはいつもとあまり変わりなく(苦笑)
サイトで流れる音がSEとして流れ出してきて・・・メンバーの入場。
そしてItのはじまりはじまり。この曲・・・とてつもなく好きですわぁ。
今はまだアルバムの方は聴いていない状況なのだけれども、アルバムでの位置も早く聴きたいです。
いつもライブではItがはじまりって感じだけれども、アルバムでは2番目だしね。
この少しどよ〜んとした雰囲気というか、何というか。
霧がかかっていたのが、YuRiさんの「パ・パ・パ・・・」という声と共にだんだん晴れてきて。
このItからシュオンの時計への流れが凄く良かったと思う。赤からピンクへと行く感じ。
シュオンではいつもとまたちょっと違う音も混ざっていた気がしました。
Renさんが途中「パ・パ・パ・パ・・・」とハモっていくところがやっぱり好きだなぁ。
間奏をはさんでどんどんと盛り上がっていく感じがいい感じ。
間奏の前でYuRiさんが楽しそうにこけていて、Renさんが見下ろして楽しそうに演奏してました。
ラストが少し違っていて、ドラムだけで静かになったと思ったら、ギター、ベースと音が出てきて。意表とつかれました。

久しぶりに逢うmisleading shore・・・いつ聴いても鳥肌が立ちます。
この曲は宗教に走ってしまった友達へ贈る歌らしく、それでも意味は「ありがとう」とのこと。
ほの暗い蒼の中、Naoさんのギターから始まった透き通った音をかき混ぜるように、ドラムとベースの音が混ざってゆく。
それだけでも、凄い嬉しかったのに、いざサビへ突入・・・と身構えていたら、
な、なんと・・・コーラスが重なるように入っていて、これまた感動。
曲が終わりに近づくにつれて、白色が混ざってきた。
そして、そのまま曲は理想デシベルへとかわってゆく。
なんだか、どの曲もカッコイイからこの曲!とは言えない気もするけど、
何回みても、理想デシベルのNaoさん、Renさんがカッコイイ!
途中、Naoさんの一番の見せ場で緑があたりだして、流れの中でなかったから何でだろうと思っていたら、
最後の方で緑の世界が入ってくる。

そして、アルバムが発売されたとの事もあり、新曲を立て続けに・・・
最初に演ったのはempty。YuRiさんなりに今までに創った曲の中で一番のラブソングだそうでして。
歌詞だけでは多分ラブソングなの?って感じだと思うけれど。
LiN CLOVERがラブソングを唄うとこうなるのかな・・・と思わせるようで。
曲の感じは、軽やかでもあり、響いてくる感じ。緑色のライトでの演出がキレイでした。
YuRiさんの表情が他の曲と比べて凄く硬く感じました。やっぱり初披露だったからかな。
でも次の彼岸花はママも初披露だけれども、緊張は感じさせなく、
唄い終わったあとの満足気な表情がよかったです。そう、この曲・・・かなりキました。
Renさんのコーラスも多い曲でして、曲の途中でコーラスが一小節(?)遅くハモっているところがあるけれどそこが特によかったな、と。

最後はミラクル。まだよく掴めない一曲です。
歌詞も前よりは聞き取れたのだけれど、張り紙が何だよ!みたいな感じで。笑
曲の途中でYuRiさんが手すりに腰掛けたりしていて・・・近かったです。
終わり方もなんだかスッキリともしていて良かったです。
ステージを去る時にお辞儀をしていったRenさんが紳士みたいで・・・?

MCでは、各バンドさんが今日のこの30分のために、何日も何日もついやしてくれて・・・
心海さんは後ろのオブジェを始めとして、色々な案を出してきてくれました。
今日の演奏も泣いてしまいました。(みたいな事を)
corkさんはサポートドラマーの方の都合がつかず、普通なら断るところを
二人でもよければ、とOKしてくれて、
tricororさんは数日後には2マンを控えているのにも関わらず出演をしてくれて、
本当にありがとうと言いたいです。

INNER CRACKというイベントは当初枠にはまらない素敵なバンドさんの音を
みんなに聴いてもらいたいみたいな意味も含めて始めたのですが、
だんだんとその名前も広まってきて、出たいと言ってくれるバンドさんも出てきて、
これから、もしもLiN CLOVERが大きくなって、もっと大きなところでライブをやるようになっても、
このINNER CRACKだけはこの新宿MARZでやりたいと思っています。

今日が来るまでは、早くINNER CRACKが終わってほしいと思っていましたが、
いざ来てしまうと終わらないでほしいです。

本当に終わりが来ないでほしかった・・・
終わってしまうと哀しくもあるから。
アンケートを書き・・・物販の方はCDの発売もあってか混みあっていました。
書き終わったらアンケートを出しに行ったら、Mamiさんがtatsuさんに対しては
「一枚ですね!」ときちんと営業をしていました。
こういう時は真面目にやらないと・・・だそうです。みんなに対しては不真面目?!笑
そして、Mamiさんが車に轢かれた(?!)話となりました。
メンバーと一緒に歩いていて、Mamiさん以外は避けたのに、轢かれたかなにかしてしまったとか。
YuRiさんが追いかけていったらしいけれど、結局つかまらずとのこと。
CDにゼロが入っていなくて、少し悲しいと言ったらYanagiさんが
「欲しいのはゼロ〜って感じだね」と言われてしまった・・・その通りです。
「チラっと肌を見せたら歌詞を栞にしてくれる人がいるかもよ、例えば僕とか(笑)」
みたいな話にも・・・そしたらMamiさんが「それじゃあ私が」とでてきたり(笑)

サインはいいやぁ、とか言っていたクセに、みんなが貰っているのを見て、私も!と行動に出ました;
Mamiさんのバージョンアップしたサインが可愛かったので思わず。
CDが入っている方の紙の隅にサインをしてもらい、Yanagiさん、Yuckyさんとしてもらったのですが、
本当に角に角に・・・と一つだけカドが余ってしまう。
MamiさんにJunさんからも貰えば?と言われたのでデザイナーJunさんのところにも・・・。
実はJunさん、初サインだそうでして、「お願いします!」と言ったら、
「何を書けばいいのだろう・・・」って。サインだから名前でいいのだけれども(笑)
そして「ぢ」と紙には書かれました。その時Junさんが謝ったのかな、したのだけれど、
Yanagiさんが「Junさんが謝るなんて珍しい!」と言っておりました。

少年エースのきっかわさんが26日MOSAiCのフライヤーを配っていて、無事にGetしました。
この時には既に行く気満々(?)だったもので、楽しみです!と。
少年エースはまだ観たことがないのですが、と言ったら、
26日に出演するバンドの中では一番やんちゃなバンドだそうです。
出演順が気になりますなぁ。


MARZの外に出たら、スゴイ雨・・・雨。
傘は持っていたのだけれども、この格好では絶対に出たくない!みたいな感じで。。
出待ちがてら雨宿り。
そのうちRenさんが出てきたのですが、傘が無い人もいる中
見せびらかすかのように、折り畳み傘を広げて出てゆく。笑
そして人々の反感を買い・・・違うか。
一時間くらいMARZの軒下にいましたね(笑)

西ツアーの間、Renさんはヘビをどうするのだろう?という話になりまして、
預けるにも大変だし、もし車に乗ったらヘビも居た!
そんな車には乗りたくないと、Mamiさん。
最近姿を見かけないカツヤさんもヘビを飼い始めたらしいです・・・

雨がまだ降っている中、友達とどこに夕飯を食べに行く?と相談をしていたのですが、
なかなかいい場所を知らなくって・・・Naoさんに助けを求め。
本当に真剣な表情をして考えてくれて、本当にありがとうございます、と。
結局は山ちゃんに行ったのですがね。
あっ、NaoさんだけでなくYanagiさんも色々と案を出してくれました。ありがとうございます。


まとめ。まとめ・・・う〜む。
書いてあったように、INNER CRACKの名前もだんだんと広まってきて、有名になってきて。
今回お盆っていう事もあったのだろうけれども、最初っから人も結構集まってきていました。
心海のMoEさんがMCで言っていました。「あの場で唄う事が出来て幸せ」って。
そういう本当に素敵なイベントに来ることが出来てなんて幸せ者なんだろうって。
私も本当に幸せです。素敵なアルバムも手にする事が出来ましたし。
あの場に居た方、関わった皆様、あの空間を本当にどうも有難うございました!

☆先着70名につぶれた蝉の歌詞を載せた栞をプレゼント
☆self album『strain gauge』の発売日


LiN CLOVER セットリスト
-SE-
It
シュオンの時計
misleading shore
理想デシベル
empty
彼岸花はママ
ミラクル