少しレトロな感じの映像。
全員スーツでビシッと決めている。
「回転するマザーコート」「縄を確かめるマザーコート」
と映像には少しずつ題がついていて、マザーコートが動く。
そして、長縄をはじめる。
ジュンペイさんとナイトウさんが回す人で、あとの三人が飛ぶ側。
とっきーはスカートで、少し大変そう。
長縄が上手くいったら、次はダブルダッチをはじめる。
これが、なかなか上手くいかない。
三人、中に入ろうとするのだけれども、途中でひっかかってしまったり、
回し手が混乱したり・・・そういえば、ジュンペイさんがかっこよかったです。
けれども、最後の最後で・・・「成功するマザーコート」おもわず拍手。
まあ簡単にまとめると、最初の10分?20分?くらい、
マザコが縄跳びをしている映像がステージのスクリーンに映し出されました。
マザーコートが成功し、映像が終わると共に、
流れてきたのはあのSE。しかもパワーアップしていた気がする。
登場するギガさん。一人マイクの前に立つ。
「母さん、チケットついてきたよ」
「あら〜そうなの?そしたら行ってらっしゃい。終わったら早く帰って来なさいね」
(注。ギガさんの一人芝居です)
mothercoatのワンマンライヴはここから幕をあけ、
「ハロー」と呼ぶようにオセロが始まる。
「ハロー」と答えるようにトッキーが唄う。
楽器は使わず、アカペラVer.
ナイトウさんのボイスパーカッションが素敵。
(その後のクリスとニックかなで、ボイパの始まりはここか!と思った)
縄跳びをしても、アカペラで唄っても、何をやってもマザーコートはマザーコートだからそこが凄い。
・・・いや、縄跳びは関係ないって?う〜ん、関係あるんじゃないのかな。
プランクトーン、そしてポトフとアルバムの流れのように進んでいく。
プランクトーンは一回ライヴで聴いたことがあったらしいのだけれど、
それはすっかり忘れていて、初めてCDを聴いたときにライヴの映像が頭の中で回り始めたのね。
その映像がまさしく、いやそれ以上のものとなって、
この日観ることが出来て嬉しかった。
今回観た位置もまた、とっきー側で、とっきーの笑顔にメロメロだった。
唄っているときの顔がすごく好き。
前と比べて、全体的に唄っているところが多くなっている気がして、
すっごくメロメロでした。(メロメロっていう言葉、ブームだね笑)
けれども、ベースを弾いているだけの時の表情も勿論好き。
そう、とっきー側にいると、ナイトウさんが見えないことばっかりだったけれど、
今回はナイトウさんもよく見えて、わあああ!って感じだった。
ギガさんがボタンを押したら色んな音が鳴る、
というようなオモチャを持っていて、
すごく楽しそうにそれを押していて、観ていて楽しかった。
途中のMCで、「僕の母さんは僕のやっていることを好きではないので、
これだけの人がmothercoatだけを見に集まっている、この風景を写真に撮って送りたいです」
そんなことを言っていました。
「母さん、僕こんなに愛されているよ」って。
次は新曲と言っていた、まるさんかくしかく。丸三角四角?○△□?
まるさんかくしかくじゃ分からない、伝わらない、
そんな唄、だったっけかな。
そして、アングル。とっきーのカッコィィベースの前に、
それまたカッコィィメロディーが増えていて、
最初、何の曲だか分からなかった。
いや、確かギガさんがVJを入れてのアングル、って言ったのかな。
アングルと言っているのに、始まりがチガク、違う曲かと錯覚を起こして。
アングルってこんな曲だったっけ?と。
けれども、アングルは勿論アングルで、初めはもっとかっこよく、
そして中身も知っている以上にかっこよく感じ、そして映像に吸い込まれてしまった。
そして4畳半くらい狭い部屋で、ミョウジョウさんと二人で創ったという夜明けの迷子達。
ギガさんがミョウジョウさんにマザコに誘われたのだけれども、
誘われた側のギガさんが、ミョウジョウさん、やっていけるのかな〜と思ったくらい、
悲惨な顔を創ったときにしていた、みたいな事を言っていました。
それを聞き、にやけるミョウジョウさん。
「ニヤけないでくれる?」とか言われていたり。
ミョウジョウさんと言えば、確かここら、絶妙なタイミングで、
掟破りをしたと突っ込まれる。脱がされる。
ちなみに「マザーコートはタンクトップを着てはいけない」という掟。らしい。
とっきーもタンクトップだったのだけれども、それはそれでまた別らしい。
タンクトップの上に黒いシャツを着ていたのだけれども、
早くその黒いシャツを脱いで・・・って感じでした。
No Beatlesのはじまりもよかった。
この曲は分かるようで、よく分からなくて、だから好き。
6月ににミョウジョウさんが特にカッコイイと思ったのは、たぶんこの曲だったと再確認。
私にとって「きっかけ」の曲であるヨーグルトバス。
不動でまだ一番かもしれないから、今日聴けて一番ぞわぞわしてしまった曲。
上手の端にあるマイクでギガさんが唄うとき特に、
ギガさんという人は人を超えている、そう感じることが数多くあります。
話がちょっと逸れるけれども、天才と言ってもホント過言じゃないよね。
ステージ上の彼は、本当。
高い処に登って、普通では考えられない行動をして、
だから人は、天才と馬鹿は紙一重って言うのかなぁとか。
ギガさんがピアノを弾くために、椅子に座る。
「皆さんも座りませんか?」って。
いや、結局立って聴いていたけれども、
座ろうと一瞬でも思ってしまったのは、ギガさんの引き寄せる言葉の力。
クリスとニック、そしてアウシュビッツオーケストラと、
前回かなり印象深かった二曲がまわりはじめる。
ちょっと爽やかな匂いのするマザコも好きだけれども、
ちょっと狂った匂いのするマザコはもっと好きな気がして。
ギガさんが「カッコイイ曲しか創れない」と言っていたけれど、
本当にカッコイイもの続きだった。
ナイトウさんのMCはこの日もかっこよかった。
練習してきた〜、とギガさんに言われ、
カンペを取り出し話しはじめる。
最後にwww.mothercoat.comと言った、ちょっと洒落たラジオDJな感じの、
そんな声がまだ頭の中に残っています。
エベレストはつい最近のギガさんの日記に載せてあった新曲。
今日のもう一つの新曲、○△□にしてもそうだけれど、
一回聴いただけでは、いい意味でよく分からないよ。
スポイトの前には少しの思いやりのお話が。
確か去年の天才辞退の時のMCにも話していて、
今回聴いてますますスポイトが好きになっていた。
昔の曲と言って始まったのはwalkman。
そしてマザーコートの始まりという雨ニモ負ケテ。
私にとっては全然昔って気がしなくって、なんだか不思議な気分。
何回聴いたか分からない位、思い出が詰まっていて。
最近の、例えばママ・マナーに収録されている曲も勿論好きだけれど、
聴いた回数や、そこに詰め込まれた思い出は、
最近出逢った曲とは比べられないくらいのモノがある気がした。
とってもじーーーーんとなる曲。
そして、とっても不思議で、でも楽しくって上へ上へな気分になる曲。
その次も新曲かな、と思いながら聴いていたら・・・
この歌詞知っているよ!ガリレオじゃないか!!
っていう位、変化していたガリレオ。かっこよく、不思議。
ゆっくりになったり、早くなったり。でもまず、根本的に何かが違うの。
途中のミョウジョウさんの見せ場のところから、
いつものガリレオになって、そうそう、このメロディー!
その後の「マイネイムイズ...」のところでは休憩が入る。
「音が変ではありませんか?」
と、音を一人ずつ確かめていく。
特に問題もなくじゃあ、再開!っていうところでナイトウさんが思いっきり休憩モードではじめられなかったり。
笑いながら、踊りながら、かなりマザーコート大好きです。
安住の地「僕はここをこういう場所だと思っています」
最後っていう予感がして、今日のライヴ、そして今まで感じたマザコを思い返していたら、
目頭がグッと熱くなってきてしまった。
そんな感じを覚えたのは私だけじゃなく、きっとこの場所にいる全員なのかな、
そう思ったら、余計に熱いものが込み上げてきた。
バックのスクリーンには不思議な映像が流れていて、
安住の地というこの曲にすごく合っていた。
ギガさんが視線の上を通っていって、マザーコートがそこに居て、
この空間はやっぱり安住の地だった。
ここで終わらないのがマザーコート。
アンコールを願う手拍子が始まり、ステージにまた現れる。
「ギガくんの足元が水でびしゃびしゃ」
と出てくるときに、すごい出てきにくそうだったとっきーが言ったら、
「水じゃないよ、レモンティーだよ」って。
雑巾で拭かなきゃ、みたいな話から、
「ジャケットの女の人はトキさんですか?って訊かれるけれども違います」
そうとっきーが否定をしていました。
アンコールは欲と望のダンスバージョン!!
「人は歴史の中で困ったときとか、いつでも踊って生きてきました」
そんなようなことを言うギガさん。
自ら踊る、のではなく、踊りだしたくなってしまう音。
終わりなんていらなくって、ずっとmothercoatと共に踊っていたかった。
アンコールを願う二回目の手拍子。
mothercoatがジュンペイさんを含めステージに出てきて、
最後をどうやって締めようか、少し悩んでいたように思えたのだけれど、
ライヴで一本締めなんて、なかなかないねと言いながら。
ギガさんの一本締めで締め!
「ぃよお〜〜〜っ、パン!!!」
mothercoat セットリスト
オセロ
プランクトーン
ポトフ
○△□
アングル
世明けの迷子達
No Beatles
ヨーグルトバス
クリスとニック
アウシュビッツオーケストラ
エベレスト
スポイト
walkman
雨ニモ負ケテ
ガリレオ
安住の地
〜encore〜
欲と望