GUILTY Presents『利き唄ロック.〜熱情〜』

久々のHyd Lunch、MILKHEADのライヴ。
初めて行く場所である渋谷GUILTY
そして、初めて中学のときの友達をライヴに連れていく。

それらドキドキが、織り交ざって、一人でとっても緊張。

特に後者のドキドキが大きくって。
今まで、ライヴ友達を観たことありそうなバンドに一緒に、
ということはあったけれど、
ライヴハウスが初めてで、ライヴもそんなに行った事なくって、
っていう子だったから、どんな反応されるのかなとか、
ライヴハウスはうるさく、煙草臭い場所と認識されないかしら、とか。
だから、と言い訳すると、
2バンド目の途中に入ったのだけれど、ほとんど憶えていないし、
MILKHEADの次のバンドもなんとなくしか憶えていないです。
こっちの場合、MILKの世界が頭を占領して〜っていうのもあったけれど。


Hyd Lunch
今回は、reach up to the universeとかの森澤さんがサポートドラム。
tatsuさんステージにあがっていないしぃ、いや、いいのだけれども(笑)

久々にライヴで通して聴いた気がするやさしい唄をはじめ、
どれもこれもスパイスが加えられてかっこよくなっていたのだけれども、
どれだけカッコよく、良くなっていても、
Hyd Lunchの根本的な部分、Hyd LunchがHyd Lunchである部分は変わらなく、
いつも私の胸を切ない気分にさせ、時には激しくどよめかせ、あったかいモノをくれ、
ずんずんと奥へ奥へ入り込んでいってしまう。
よーく、よおく、ここはこう弾いているんだとか、
照明は何色なんだ、とか観ているつもりでも、
気付けばやっぱい吸い込まれてしまうんだ。

照明といえば、渋谷GUILTYの照明はすごく綺麗だった。かっこよかった。
音とも綺麗に馴染んでいた気もするし。何よりもムービングライトがすごかった。
この後の、5バンドめのバンドさんで使われていたと思ったのだけれど、
薔薇の形がフロアに壁に当たったときに映し出されるの。
そして、幕?暗幕?もきちんとした幕で、おおーとか思っていた。
渋谷GUILTY、オシャレだね。本当にスタイリッシュだよ。

アゲハのはじまりでは、紫色がざわめいていて、
何とも言えない音が印象的。
イソウへの橋渡しとなった、キーボードソロも良かったなぁ。

MCでは、しょっぱなから業務連絡(笑)
「外音をもう少しさげて〜」
みたいに松崎さんが言ったのだけれども、
客席から「うるさくないよ」みたいな反応があり、
「やっぱり元に戻してください」と。
お客さんが優しい人達で良かった、という話になり、
森澤さんと頷き合いながら、
「たくさんの人が集まってくれて、それが血となり、糧となり・・・」みたいに。
そして、待ってました、新曲です!
が、タイトルを忘れた!と松崎さん。駄目じゃん!!笑
後で話を聞いたところによると急遽(?)つけたタイトルで、
MCでは「ナベさんビート」だったのが、
アンケートには「ナベディスコ」となっていたり。
簡単に言ってしまえば、ナベさんのカッコイイ演奏から始まり、それがモトに広がっていって・・・
雰囲気的には、clock workみたいな感じかしら。
ただね、その仮タイトルがあまりにも印象的で実はほとんど憶えていないのだ、ごめんさい。
ナベさんといえば、全体を通して照明からの影がとても綺麗に映し出されていた。
私から見てちょうどいい位置にナベさんだけ立っていたのかしら。

イソウの前では、以前も話していた、この曲が創られたきっかけについて。
「テレビを見ていたら、ある国とある国が戦争をしていて、
インタビューを両方の国が受けていて。
A国の人もB国の人も『祖国のために戦います』と
言っていることは同じで、共に忠誠心が強くって。
もしもその二人が同じ国の人だったら、きっと仲良しさんになっていたんじゃないのかな」
そして、「仲良しさん」という発言に自分で突っ込む松崎さん。
けれどもLiN CLOVERとHyd Lunchは仲良しさんだよね。
京都から既に一年。
最後の曲はツアーで京都に一緒に行ったときに出来たという夕凪
夕凪がラストって、私が今まで行ったなかで初めてかも。
後味いいね。ずっと耳の中に残っていてくれる。
35分でいつもよりちょぴっと長いとは言えども、
本当にあっという間に過ぎた時間。

セットリストを文字に書くと、ナベディスコだけどうも異色だ。
アンケートの松崎さんキャラが新しくなっていました。足つき?!


Hyd Lunch セットリスト
やさしい唄
新界
羊飼いの夢
アゲハ
ナベディスコ
イソウ
夕凪


MILKHEAD
横の壁にスクリーンみたいにカッコイイ映像が大きくおおきく映し出される。
この前のワンマンとはまた違う映像。
今度のAlbumのタイトル
僕がkci【キー】と鳴いたら 世界は何と答えるだろう
が最後の方にざざざざぁって出てきて、幕が開いていく。

一曲目は
はねたくなってしまう感じの曲。
KENさんがバックコーラスで「界」と唄っているのが好き。
アンドリュー会長が定位置にいたのだけれども、
界の途中で既にずり落ちそうになっていて、
落ちそうで落ちなさそうで、少しのけぞった体勢になっていてそれも可愛かった。

MILKHEADはゆかいな仲間たちだそうで。
確かに・・・KENさんのMCは、愉快?笑
喋ろうとして、でもやめて、くまさんに突っ込まれる、ことが多かった気が。
一緒にいった友達が、KENさんという人にかなりうけていた。
空中分解ki kci kkiと、両方好きなんだけれども、
音源が手元にないから、少しごっちゃになっちゃって。
空中分解が途中で曲調が変わってゆくやつかな。
その感じが好きだー。
ki kci kkiは幸せはいつも近くにあることを唄っている、みたいに話すくまさん。
やさしいのだけれども、熱い。
どれも、またライヴに行って再会したい曲です。

「星空とか大好きで、先日冥王星が太陽系惑星ではなくなって騒いでいた人の一人です。
何で人は星に願いをこめたり、大切な人がなくなったらお星様になったんだよって言ったり、
星空を見て想いを馳せたりするのでしょうか?
もし、ご存知の方いらしたら、アンケートで私に教えてください」
KENさん横からそんな事も知らないの?といった感じに、
「知っているよ」って。そして唐突に「次の曲は星の降っているようにライトを照らしてください」
今度はくまさんが横から「いきなり業務連絡です」って。
関係ないけれども、「業務連絡」っていう言葉は誰が最初に言い始めたのだろうね。
ライブハウスとのやり取りを業務連絡と言っているのは、
あのあたりの方々だけじゃないの?どうなのかしら?
憶えているあたりでは、頸木のときに屋根裏でokが言って、YuRiさんが真似して・・・
確かに業務連絡というのだけれど、本当に業務連絡と言うの?少し気になりました(笑)

次の曲は最終バス
ライトが本当に星空のように綺麗だったのだけれども、
何よりもくまさんの瞳がお星様みたいにキラキラとしていて、
まばたきするために、目がパチパチなって、可愛かった。
ボディペイントも素敵で、キラキラしていた。
宇宙に融けこみながら、ピアニカを吹いているみたいだった。

最後の曲、太陽と風のメロディー
「たくさん泣いたあとにはたくさん笑える日がくる」と言っていた。
自分でも分からないのだけれども、
今までずっと緊張していたせいか、感傷的になりすぎていたのか、
気付けばこの夜はじめてMCとかじゃなくって、音を聴きながら笑顔が出てきていた。自然と。


最初に書いた友達の方は、無事に布教完了で(笑)
また来たい、みたいに言ってくれて良かったあ。
ライヴにはまる人の気持ちが分かったらしい。
こうやって、また一人、とね。


MILKHEAD セットリスト

地球儀を廻そう
空中分解
ki kci kki
最終バス
太陽と風のメロディー